佐々木美宇さん
女性による国際的なボランティア組織「国際ソロプチミストアメリカ日本東リジョン」主催の第10回ユース・フォーラムが10月1日、都内の国連大学ウ・タント国際会議場で行われた。フォーラムで行われた高校生論文発表でソロプチミスト秦野から佐々木美宇さん（北矢名在住・小田原高校２年）の論文が披露された。
同リジョンは、神奈川県や東京都など1都8県内の85クラブから成り立っている。フォーラムは、青少年育成プログラムとして、世界各地で起こっている課題や問題をテーマに高校生による論文発表やゲストによる基調講演などを通して知識を深めてもらおうと隔年で開催している。佐々木さんは、ソロプチミスト秦野との交流から今回の挑戦を打診され受けた。
テーマは『「男女格差１１１位の日本」あなたはどうする？どうしたい？』。佐々木さんは「日本には仕事は男、家（家事・育児）は女が守るものという意識がどこかにあると思うから」と、子育ての観点から男女格差について論文をまとめた。
論文を作成するにあたり、母親から家庭等で感じる男女格差について話を聞いたという。「私が小さかった頃の話など率直な意見が聞けた」といい、子育てを男女関係なく周囲が理解した上で分かち合うことが必要で、学生時代から授業で育児を体験するプログラムを実施する事が、根付いた意識を変えていくのではないかと訴えた。佐々木さんは「参加したことでこの問題を考えるよいきっかけになった」と話した。
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