秦野市内の有志による支援隊(杉崎貞夫代表)は東日本大震災後、被災地で炊き出しを行ってきた。「高台の移転地では高齢者が移動しづらく外に出にくくなった」と聞いた支援隊は3月10日、宮城県南三陸町の歌津みねはた団地を訪れ「一日限定ラーメン食堂」を開催した。被災地への訪問はほかの場所を含め15回目。知的障害のある人とその家族が所属する秦野市手をつなぐ育成会(相原和枝会長)や、秦野観光和太鼓、点訳ボランティアのメンバーなど28人が参加した。
支援隊は一戸ずつ声をかけながら秦野産のホウレンソウやサトイモ、醤油を配布。和太鼓メンバーが演奏しながら団地を練り歩くと、高齢者や家族連れが会場に集まった。わかめラーメン、社会福祉法人寿徳会(戸川)の「幸せ餃子」、毎回人気のたい焼き、現地の女性と一緒に作ったこんにゃく田楽が振る舞われた。ビンゴ大会や似顔絵ブースも企画し、食事をしながら支援隊メンバーとのおしゃべりを楽しむ高齢者も多かったという。「ビンゴ大会が初めてという方も多くてとっても楽しんで頂けたみたい」と相原さん。初参加し餃子を焼いた寿徳会の鈴木健太さんは「喜んでもらえてよかった」と振り返った。
片付けが終わりバスに乗り込んだ支援隊を自治会の人達や子どもたちが万歳をして笑顔で見送った。
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