昨年10月、国の登録有形文化財となった蓑毛大日堂(秦野市蓑毛)の保存や活用を考えようと、4月21日に市立図書館でパネルディスカッションが行われた。大日堂の保存活動を行う秦野みのげ文化の会の舩山三夫副会長、秦野歴史おこしの会の小泉孝理事長、桜土手古墳展示館専任主幹の伊藤仁志氏、大日堂を管理する宝蓮寺の東島礼美住職が登壇した。
大日堂には市・県から指定された重要文化財が多くあるが、その保存については課題が多い。不動明王像、地蔵菩薩像、大日如来像の修繕には各1000万円、建物の修復には2憶円かかるとされる。十王像(10体)については市外の出資者40人が3体を修復したが、全てを修復するには約360万円かかる。また、国の登録有形文化財になると警報器や消火器の設置等が義務化されるが補助金は出ないため、管理者の負担で賄わなければならないという。
ディスカッションでは「文化財保護法改正により保護中心から活用へ転換され、経済効果がない文化財の保存を懸念する声もある」「県外にはクラウドファンディングで修繕した文化財もある。団体間で連携して取り組んでいこう」などの意見が交換された。
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