近年、登山者やハイカーの吸血被害が発生しているヤマビル。丹沢山小屋組合のメンバー8人が6月25日、戸川林道(市道52号線)の滝沢園(秦野市戸川1445)から竜神の泉にかけてヤマビル駆除活動を行った。
ヤマビルは落ち葉の下など湿っているところに生息するため、草刈りを行い、環境に配慮した残留性の低い殺ヒル剤を局所的に散布。さらに、卵塊を完全に死滅させるため、ヤマビル研究会の谷重和代表の指導のもとバーナーで地面を焼いた。
このような環境整備活動は、生息地域の拡大防止と生息密度の低減を図るため、2012年度から6月と9月の年2回、ヤマビルの生息地で実施されており、同組合のほかにも市内の各地域で草刈りなどが行われている。
また、市による生息数・密度調査も行われており、この日も市職員2人と谷代表がヤマビルの生息調査を行った。担当職員は「拡散の原因となっているシカ等が減らない限り目に見える変化はないが、数値的に増えていないのは整備活動のおかげでは」と話している。
9月には東海大学の学生ボランティアも参加して、ヤマビル駆除活動が行われる予定だという。
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