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秦野版 公開:2018年9月28日 エリアトップへ

シトロエンからくり劇場堀西で話題 30年前に野毛大道芸の先駆者が設計

社会

公開:2018年9月28日

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シトロエン2CVのバックドアを開くと、からくり劇場が
シトロエン2CVのバックドアを開くと、からくり劇場が

 秦野市堀西のクラシックカー販売店KCR Japanに、一風変わったフランス車がある。

 シトロエン製のライトバン2CVの黄色いバックドアを開くと、そこは小さなサーカス劇場。スポットライトを浴び綱渡りをするピエロに、クルクル回るブタのバレリーナ、玉乗りは針を手に大きく膨らんだ風船を割ろうと観ている者をひやひやさせる…。その世界を一目見たいと、地元の人が見学に来ては「すばらしい」「わくわくした」と目を輝かせている。

 からくり劇場付きの仏車の持ち主は、野毛大道芸の初代プロデューサーでパントマイムのパフォーマー、IKUO三橋さん(73)=横浜市。今年5月頃、松田町寄(やどりき)のサーカス練習場へ向かう途中、KCR Japanをふと訪れ、同店の和田康(こう)さん(50)、山根圭介さん(62)と意気投合。10年以上動かしていなかったこの車を預け、新たな持ち主を探してもらうことにした。「今の車と違いクラシックカーは何十年でも修理して使い続ける事ができるけど、古い車を修理できるガレージは今では珍しくなってしまった。この店を知って感動したんだ」と三橋さんは話す。

愛車を唯一無二の出し物に

 三橋さんは20代後半から10年間フランスで公演やパントマイム講師を経験。帰国後、幼稚園児だった息子を乗せて遊びに行くなど乗用車として使っていたのがこの車だ。

 30年以上前、「好きな車を使って唯一無二の出し物を作ろう」と設計図を作り都内の工房に制作を依頼して、からくり劇場を完成させた。イベントでは車の後ろに張ったテントに観客を招き、音楽とセリフを吹き込んだカセットテープを流して運転席側から操作した。三橋さんは「子ども達はびっくりして、大人は感心してくれた」と当時を振り返り「からくりごと良さを理解してくれる人が見つかれば」と話した。

話題の2CVと三橋さん
話題の2CVと三橋さん
当時観客はテントから車内の劇場を楽しんだ
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