報告書を渡した高校生議員ら
公益社団法人秦野青年会議所（柏木元樹理事長）が主催した「秦野高校生議会２０１８」の高校生議員８人が11月27日、秦野市役所を訪問。高橋昌和秦野市長と阿蘇佳一市議会議長に報告書を提出した。
同議会は秦野市内在住・在学の高校生を対象に、市政に関する議論を交わすことで政治への関心やまちづくりへの参画意識を持ってもらおうと実施された。今年８月には一般質問形式で議会が開かれ、高校生議員17人が高橋市長や各部部長へ、選挙・教育・地域活性・防災の４項目について質問を行っている。
今回の報告書は、この時の様子をまとめたもの。報告書を受け取った高橋市長は「直接生かせるもの、加工すれば実現できそうなものなど色々あった。今後も政治への興味を高め、若い力でまちを押し上げてほしい」と挨拶。高校生議会で議長を務めた小野莉愛（まりあ）さん（秦野高２年）は「普通の高校生では体験できないことができた。知らなかった事を知り、もっと秦野を好きになれた」、櫻川こなつさん（平塚江南高２年）は「自分が住む秦野の魅力を感じられた。秦野への想いが実現したら嬉しい」と感想を述べた。
高校生議会でまとめられた提言内容は、開会中の秦野市議会12月定例会に陳情として提出されている。高校生の陳情提出は秦野市初で、阿蘇議長は「貴重な意見を議会としてしっかり受け止め、正式な手続きで審査します」と話した。
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