感謝状を受け取った鈴木オーナー（左）
秦野警察署（村山英彦署長）は１月23日、認知症の男性を保護した功労に対し、セブンイレブン秦野今泉店（鈴木幸嗣オーナー）に感謝状を贈呈した。
同店に１月14日、自家用車で男性が来店。「公衆電話がない」としきりに電話を求めるなどの言動から、認知症等の病状を疑ったアルバイトの店員３人が積極的に声掛けを行い、連絡先を確認し家族に通報するなど、適切な保護活動を行ったという。村山署長は「本人の安全はもとより、自家用車で来店されたということもあり、その後の交通事故の懸念もあった。機転を利かせて保護していただいたおかげで、事故・事件を未然に防ぐことができた」と感謝を述べ、オーナーの鈴木さんに感謝状を手渡した。
過去にも、鈴木さんがオーナーを務める別店舗で振り込め詐欺による犯罪を未然に防いだことがあるという。鈴木さんは「スタッフには、困っている人がいたら積極的に対応するようにと伝えている」と話す。
ＡＴＭが設置されているコンビニは、振り込め詐欺での取引現場になることも多く「店舗でよく声をかけていただき、事件を防いでいただいている」と村山署長。鈴木さんは「当たり前のことをしただけ」と話しながらも、「これからも声掛けを行っていきます」と話した。
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