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秦野版 公開:2019年5月1日 エリアトップへ

医師・ケアマネジャーが語る『健康寿命への取り組み』 これからを、今を元気に過ごすために

社会

公開:2019年5月1日

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-寿命を延ばすだけではなく、健康で暮らす期間をいかに延ばすかが今、注目されています。令和元年を迎え、人生100年時代を秦野でどう生きるか。これについてお考えをお聞かせください。

関野高弘会長(以下関野)/現在は、平均寿命より健康寿命が重要視されています。いかに要介護状態にならず長く元気に日々過ごすことができるのかです。調査では平均寿命と健康寿命の差は男女ともに大きいことが示されています。病気になることなくいつまでも健康で長生きすることが理想ですね。そのためにできることの一つが、運動です。毎日続けることが大切ですね。

井口惠相談役(以下井口)/そうですね。利用者には歩くことと3食規則正しく食事をとることをお話しています。食事が偏ると病気になることもありますから。

関野/1人で食べるよりは大勢で一緒に食事するほうが良いですね。

井口/食事メニューも大事ですが、環境も大切だと思います。大勢でワイワイお話しながら食べるのも楽しみに繋がり、食欲増進にも繋がりますからね。

関野/「食」と「運動」と「社会参加」の3つの取り組みが大事です。ボランティア活動はとても良いことです。誰かのために行うということは、身体を動かすことでの利点と精神的に生きがいを感じ前向きな気持ちになることが、良い効果をもたらすと思います。

-医師とケアマネジャーとの連携はどうですか

関野/良好な関係を築いていますよ。

井口/ケアマネジャーが医療機関と連携するツールとして在宅サマリー(在宅生活の状況等の情報を医療機関に伝え療養に役立てるツール)を活用しています。そのような取り組みからも、医師とケアマネジャーの連携は不可欠です。他の地域からくる先生からも褒められるくらい連携は取れています。

-在宅医療や介護についてお話をお聞かせください。

関野/在宅の良いところは患者さんが安心できること。痛みや苦しさがなければ家で過ごしたいというのは自然なことです。しかし、在宅医療だと家族への負担が増えるのも事実。どうしても家族は一生懸命やってしまう。当然のことだと思いますが、家族が肉体的・精神的に疲れてしまっては意味がないですから。

井口/そうですね。家族が倒れないように、アドバイスをするのが私たちの役目です。家族の負担を減らすためにはヘルパーが入ったり、お風呂も訪問入浴を取り入れたりするなど、とにかく家族が抱え込まないことが大切です。一人で全部をやろうと思わないでください。まずは、私たちに相談してほしいですね。医師、看護師さんと連携をとり、家族の負担軽減に向けたアドバイスをさせて頂きます。

関野/やはり最後は住み慣れたところが安心しますよね。

井口/今、病院でも地域包括ケア病棟というのがあります。家族のお休みの為の入院も受け入れてくれるところです。先生と相談して調整は私たちが行います。

-最後に読者に向けてメッセージをお願いします。

関野/かかりつけ医を持ってもらいたいですね。様々な病院に行くのは患者さんのためにはなりません。きちんと自身の体の状態を知ってもらう先生を見つけてほしいです。詳細な検査などが必要な場合は、かかりつけ医が紹介状を出し、適切な病院での検査が可能になります。医師も患者のこと知ることで適切なアドバイスが出来るようになります。

井口/食事を3食しっかりと食べて、適度な運動をする。家にこもりっきりにならず、外に出ることです。

-本日はありがとうございました。

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