卓話を行った渡邊さん
秦野ロータリークラブ（秦野ＲＣ・栗原和子会長）の夜間例会が８月27日に秦野商工会議所で行われ、秦野ロータリー奨学生の卓話が行われた。
秦野ＲＣは１９７１年度に創立10周年記念事業として『財団法人秦野ロータリー交通遺児等奨学基金』を発足。交通遺児等への支援を開始した。２０１４年に『公益財団法人秦野ロータリー奨学基金』に移行し、交通遺児に対する奨学制度に加え、経済的な理由で大学等への進学が困難な人へ奨学金を支給している。今年度は３人に奨学金を支給。そのひとりである河原町在住の渡邊真愛（まお）さん（湘北短期大学１年）が卓話を行った。
渡邊さんは大学進学を予定していたが、母子家庭で経済面での不安があったという。高校で基金の存在を知り、選考を経て奨学生となった。卓話で「保育学科に通っており、課題などで手がいっぱいだが、終わった時は達成感が得られ、毎日が充実している」と発表した渡邊さん。奨学金は教材代や後期の授業料などに充てており「本当に助かっています」と話した。
現在、同基金では来年度の奨学生を募集中。20年中に大学（４年制・６年制・短大含）に進学予定で、直近３年間秦野市に住所を有している人が対象。募集は10人程度で、１人につき30万円以内を支給。受付は11月15日〜12月13日。その他の条件や詳細は基金事務局（市学校教育課）【電話】０４６３・８４・２７８５へ。
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