説明する岩本准教授
講演会「ＳＤＧｓと私たち」が２月22日、秦野市立本町公民館で開催された。この講演は市生涯学習課が主催する「ふるさと講座」の一環。
国際社会が２０３０年までに取り組むべき持続可能な開発目標「ＳＤＧｓ」について、本質を理解し、自分ができることについて考えることを目的に開催された。講師は、東海大学教養学部准教授の岩本泰さん。約60人が参加した。
講演会では、ＳＤＧｓという概念が生まれた経緯や２０３０年までに目指す17の目標などについて、丁寧に説明された。「これまでにも国際的な開発目標は設定されていたが先進国が自分ごとと思えない内容だった。ＳＤＧｓでは、地球全体の問題として『誰一人取り残さない』ことを理念に掲げています」と岩本准教授。働き方改革など今年達成目標のものもある。まずは現状の課題を考え、できることから行動することが大切だという。参加者は真剣に耳を傾け、最後には「まず社会的身分制度を変えるべきでは」等切り込んだ質問も上がっていた。
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