１０００回目の登頂を達成した加藤さん（中央）
大山登頂１０００回達成-現在もその記録を伸ばし続けるのは平沢在住の加藤トシ子さん（68）。伊勢丹で定年までエネルギッシュに勤め上げた加藤さん。元々体を動かすことが好きで、友人に誘われ山に登ったことをきっかけに、頻繁に登りに行くようになった。「登山仲間に登った回数を数えている人が多く、私も記録するように。毎週土日、雨の日は平日にも登り、月10回は大山に行くようにしています。カレンダーに記録するのが楽しみ」と笑顔が溢れる。２０１０年からカウントを始め、今年３月15日に１０００回の大台に乗った。
山での会話も登山の楽しみの一つ。すれちがう時にあいさつを交わすことが多く、何度も顔を合わせるうちに自然と仲間になっていく。１０００回登頂時にも多くの仲間が祝ってくれたという。「同じ趣味をもち、会話できることが楽しいし、気持ちも奮い立ってパワーがもらえます」と目が輝く。
また、山に咲く草花に癒されるのも至福の時間だ。「一輪で健気に咲いている花に、とても癒されます。花を発見するときの感動も良い」と目を細める。花の本を買ったり、花に詳しい友人に聞いたりと、勉強も欠かさない。木や野鳥にも興味が湧いてきたと好奇心溢れる。
大山以外にも北海道の利尻山や九州の韓国岳など、全国各地の山にも登っている。「元気で明るく、楽しく過ごしたい。そのためにも小さな目標をもつこと。身近な目標を作って行動を起こし、達成して次の目標へと進めます。そうして自己満足を増やしてあげることが大切だと思う」と熱い眼差し。今後の目標は日本百名山を登ることだ。
「これから山を始める人に、大山に是非登ることをおすすめします」と笑顔で話した。
目標は「日本百名山」登頂
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