７月のおすすめ情報を会員に案内するスタッフ
乗馬クラブクレイン神奈川（市内三廻部）が、新型コロナの影響で苦境にある市内事業者を支援するための「がんばろう秦野応援キャンペーン」を展開している。目につく場所に市内約２００の事業者を紹介するコーナーを設置したほか、７月からオススメ情報をセットにしたものを会員に配布し、市内への回遊を促している。
乗馬クラブクレイン神奈川は、市内外から多くの会員が訪れる施設。雄大な自然の中で馬に乗ることができる環境から横浜など都市部の反響が良く、ここ最近は集客も市外に目を向けることが多かったという。
そんな中、２月末頃から新型コロナウイルスの影響が本格化。経済活動が鈍る中、施設内に市内飲食店等の紹介ブースを設置するとともに、その事業者にもクラブのパンフレットを置いてもらうことで地域との相乗効果を生み出す関係を築こうと、各店舗に何度も足を運んだ。
市内の回遊促進へ
緊急事態宣言に伴う臨時休業が明け、クレインではより地域に目を向けた取り組みに着手した。平日に手が空いているスタッフで渉外部隊を編成し、クレインの会員証提示によるサービス実施など、より内容を充実させるための交渉を行った。
販促物がない場合は、クレイン側が簡単なチラシを作成。これらのチラシやクーポン等をスタッフが梱包し、７月から手渡しで案内している。
さらに興味を引くため、予算の許す範囲で会員がもらって嬉しいものを厳選・交渉して買い取り、サンプルとして封入している。
現在、協力している２００店のほかに交渉が進んでいる店舗もあり、中にはこれまでになかった関係を築けている事業者もあるという。今後もサービス内容などは、随時交渉を続けていく。
「市外の会員を多く持つ当クラブは、市内経済のプラスになる潜在的な要素があると思います」と、佐藤丈志さん。今後は地場の品を取り扱う物販コーナー設置も検討しており、コロナ禍の取り組みだけに終わらず永続的な地元との関係構築に繋げていく方針だ。
乗馬クラブクレイン神奈川では、協力店舗を随時募集している。問い合わせは【電話】０４６３・８７・６６１０へ。
約200の事業所情報を紹介
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