秦野市でカラオケ店などを営む郭根男(かく・くんなむ)さんが6月26日、 韓国済州特別自治道の知事から個人表彰を受けた。これは、同氏が所属する国際ロータリークラブ神奈川地区と同クラブの姉妹クラブの済州島のロータリークラブの間で行われた中学生の交流に貢献したことが認められたもの。郭さんはこれまでに両クラブ間の活動に通訳として参加するなど交流に尽力してきた。
昨年3月に日本の中学生が済州島を訪れた際も同行。現地では両国の中学生らが海岸線の清掃活動などを通じて交流を深めた。また同年11月には韓国から訪問した子どもたちが伊勢原市の中学生と一緒に大山などを訪れる際にも協力した。
また、秦野市と姉妹都市の坡州市との交流にも尽力。2018年坡州市に民間の友好協会が発足した際は現地に招かれるなどその功績は多方面から評価されてきた。
郭さんは韓国生まれ、韓国育ち。サムスン電子でエンジニアとして働いたのち縁あって日本へ。28歳の時に神奈川大学に入学。同大学院を卒業後、アメリカ留学などを経て秦野市内のカラオケ店で店長を務め、2005年にはオーナー兼社長になった。
さらに今年このコロナ禍の状況下、地域の高齢者の役に立てればとの想いから、東証一部上場企業が行う「高齢者向けの配食サービス」にも加わり、市内でお弁当など届けるようにもなった。
「僕は人が好き。日本と、生まれ育った韓国の交流のために一生懸命頑張るのは、運命じゃないかと思います。これからも両国のつながりを大切に、さらに交流が発展するよう頑張っていきたい」と話した。
秦野版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>