緑水庵での撮影風景（秦野市観光協会提供／2019年10月撮影）
全日本ろうあ連盟が創立70周年を記念し制作した映画『咲む』が、８月16日の横浜市西公会堂での上映会を封切りに、９月５日から各地で上映されている。同映画の撮影は秦野フィルムコミッション支援のもと市内でも行われ、緑水庵などが撮影地として使用された。
『咲む』は２０１７年に70周年を迎えた全日本ろうあ連盟が、「きこえ」に関係なく様々な人々が共生していく社会を目指し制作した作品。看護師の国家試験に合格し、ある村の診療所に採用されるも見送られ、代わりに紹介された役場の仕事に懸命に取組む聴覚障害の女性「瑞月（みづき）」を主人公に物語が描かれる。瑞月役の藤田菜々子さんはＮＨＫ「中学生日記」に出演しており、自身もろう者。作中には他にも盲ろう者や障害がある人たちが出演している。
神奈川県内では12月12日（土）に横浜市健康福祉総合センター４階ホールと、来年２月28日（日）に横浜市南公会堂で上映。両会場とも午前11時〜と午後２時〜の２回。会場は上映会が決まり次第、随時追加される。情報は公式ホームページ（https://emu-movie.jp/）で更新。
横浜で行われる上映会に関する問い合わせは横浜市聴覚障害者協会【電話】０４５・４７５・２０６１へ。
映画の１シーン（(C)全日本ろうあ連盟創立70周年記念映画製作委員会）
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