前列左から高橋さん・加藤さん・小澤さん後列左から佐藤教育長・竹田署長・服部会長
特殊詐欺撲滅対策の一環として秦野警察署が今年初めて実施した「秦野市中学生特殊詐欺撲滅標語コンクール」の表彰式が10月21日、同署署長室で行われた。
コンクールでは、市内９中学校の選考を経た90作品の中から、秦野警察署・竹田茂署長と秦野市教育委員会・佐藤直樹教育長、秦野金融機関防犯協力会・服部真爾会長の３人がそれぞれ標語を決定。警察署長賞は加藤悠和さん（西中２年）「渡さない 見知らぬ人に カード類」、教育委員会教育長賞は高橋美雨さん（本町中１年）「決めようよ 詐欺師言えない 合言葉」、金融機関防犯協力会長賞は小澤凛音さん（東中３年）「たすかった 家族で決めた 合言葉」が選ばれ、表彰式では審査員の３人から表彰状と記念品が手渡された。
受賞者３人ともニュースなどで詐欺被害が発生していることや防止策などを普段から目にしており、そこから標語のキーワードを抜き出したという。加藤さんは「知らない人にカードを渡さないように気を付けて欲しい」、高橋さんは「これで詐欺の被害がなくなれば」、小澤さんは「おじいちゃん、おばあちゃんに合言葉を決めてもらいたい」と話した。
竹田署長は「今日のことをぜひ祖父母の方に話してほしい。特殊詐欺被害のない街にするため、中学生が関心を持ってくれるのは嬉しいことです」と感謝を述べた。
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