秦野市ではシステムの入れ替えに伴い、住民票の写し等諸証明のコンビニ交付を来年1月29日から開始する。これに合わせ土日の開庁日や内容を見直し、窓口サービスの利便性を向上。また見直しの一環として、県内でも珍しい取り組み「おくやみコーナー」も戸籍住民課窓口に新設する。
市では2007年からの土日開庁のほか、駅や公民館連絡所で諸証明の交付を行ってきた。しかし、曜日によって窓口の時間や取得できるものが異なり、わかりづらいという声が挙がっていた。
これを解消するため、コンビニ交付サービス開始に合わせ窓口業務を整理。土日の開庁日や連絡所の利用時間、取得できる諸証明をわかりやすくした。
コンビニ交付
コンビニ交付ではマイナンバーカードを利用することで、マルチコピー機から諸証明が取得できるようになる。交付するのは印鑑証明、住民票、税務証明。利用時間は年末年始を除く毎日午前6時半から午後11時。これにより、市外からの諸証明取得も可能になる。
駅・公民館連絡所
駅と公民館の連絡所は現在、公民館が月から金の午前8時半から午後5時、駅は休日を除く水曜が午前11時半から午後8時、それ以外の平日が午前8時半から午後5時、両連絡所とも土・日は午前8時半から午後5時が利用時間となっている。
これに加え、駅連絡所の水曜夜間は住民票除票と税務証明が取得できず、土日は市役所開庁日でないと交付できないものがあるなどわかりにくい状態になっている。
これを全ての連絡所で年末・年始・公民館休館日を除く毎日午前8時半から午後5時に統一。戸籍関係、印鑑証明、住民票・記載事項証明、住民票除票、税務証明が取得できる。印鑑証明、住民票、税務証明はコンビニで交付可能なため、連絡所夜間窓口は廃止する。
土・日開庁
コンビニ交付と連絡所の見直しに伴い、土日開庁も再編。第2土曜と第4日曜の午前8時半から午後5時に縮小した。
土日開庁で利用頻度が高い諸証明の交付はコンビニと連絡所の利用を促し、これ以外の窓口業務を中心にする。繁忙期の3月下旬から4月上旬は開庁日を増やすほか、保育こども園課も11月に開庁日を増設。市民税課は2月から3月、高齢介護課は7月の利用が多い時期のみ土日開庁する。
おくやみコーナー新設
これらの見直しに伴い、戸籍住民課に新たなワンストップサービス「おくやみコーナー」を来年1月4日に設置。家族死亡時に様々な課を回る遺族の負担を減らすため、窓口を一元化する。
事前予約制にすることで待ち時間を緩和するほか、必要書類を行政が事前作成し手続きの負担を軽減。土日開庁の対応も行う。わかりやすく情報をまとめた「おくやみハンドブック」も作成中だという。
問い合わせは、おくやみコーナーは市戸籍住民課【電話】0463・82・5127、それ以外は市行政経営課【電話】0463・82・5102へ。
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