古谷義幸さん
秋の叙勲・褒章受章者が発表され、秦野市から15人が受章した。県内では４人が旭日中綬章を受章し、そのひとりが古谷義幸さん（73）だ。
古谷さんは元秦野市長。１９７５年に市議会議員に初当選し４期務め、１９９５年から県議を２期務めた後に、２００６年に秦野市長に就任。３期12年にわたり、市政運営に携わった。
古谷さんは１９７０年、23歳の時に国の青年海外派遣団の一員としてインドやネパールを訪問。その際女性や子どもの暮らしを守る大切さを痛感し、政治家になることを決意したという。市内で民間企業を経営する傍ら、28歳で市議会議員へ挑戦。政治の道を歩み始めた。
また12年に及ぶ市長時代には、民間企業出身らしく無駄を省くとともに、公共施設の再配置や長寿命化を図るための計画的な修繕などに取り組んできた。古谷さんは「本当に名誉なこと。政治の道を歩んで42年間。この間支えていただいた支援者をはじめ、共に働いてくれた職員など、周りの方たちのおかげです」と話す。
今年の秋の叙勲・褒章受章者は次の通り（敬称略・カッコ内は主要経歴）。
【叙勲】
▽旭日中綬章／古谷義幸（元秦野市長）
▽旭日双光章／石田進（元中栄信用金庫理事長）、八木秀人（元日本弁理士会副会長）
▽瑞宝小綬章／藤原裕（元海上自衛隊下総教育航空群司令）、山口幸治（元厚生労働省大臣官房会計課経理室長）
▽瑞宝双光章／三杉幸子（元公立小学校長）
▽瑞宝単光章／三浦昭男（元相模鉄道（株）運輸車両部車両センター業務区副区長）
【危険従事者叙勲】
▽瑞宝双光章／田原和徳（元警視正）
▽瑞宝単光章／芦間規久雄（元神奈川県警部補）、池田良美（元神奈川県警部）、大江正行（元秦野市消防指令長）、野添義昭（元神奈川県警部補）、横溝稔（元秦野市消防指令長）
【褒章】
▽緑綬褒章／松隈豊（現環境保全奉仕者）
▽藍綬褒章／丸山清江（現民生・児童委員）
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