成人した自分へのメッセージを書く児童
西小学校で創立記念日の３月10日、同校創立１００周年を記念した授業などが行われた。この日は学校の歴史を映像で学んだほか、「20歳の自分」に向けた手紙もしたためた。
授業では20分ほどの映像にまとめた西小の歴史を放映。１９２１年の渋沢小と堀小合併から今の西小が始まったことや、戦時中の学校の様子、渋沢小と堀川小ができる前の１９７３年には児童数が２千人を超えていたこと、この頃に作られたプール・１棟校舎・校歌は今も使われていることなどが紹介された。
映像の編集や声の吹き込みは、同校の教員が行い、膨大な量の資料や写真から20分に収まるよう内容を厳選。ＩＴに明るい教員がナビゲーターの１００周年キャラを動かしたり、クイズを取り入れたりなど児童が楽しめるよう工夫したという。
映像を見た後は「１００年の節目」にかけ、人生の節目となる「20歳の自分」に向けた手紙を書いた。児童らは今描いている将来の夢や、１００周年キャラの名付け親が自分であること、運命の人に巡り合っているか、今大変なこと、クラスの友達のことなど思い思いの内容をしたためた。
手紙は各家庭で保管し、児童が20歳になった時に渡すよう協力を求める。他にもお祝い給食が振舞われたほか、１００周年キャラをあしらった記念タオルも配布した。
また、西小では昔の校門を復元する「歴史の門」の設置事業も進めており、今月末までの完成を予定。門は実際に使えるよう歩道から階段を設置し、入学や卒業などで使用するという。
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