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秦野版 公開:2021年6月18日 エリアトップへ

6月は食育月間 食の大切さ、幼少期から啓発

社会

公開:2021年6月18日

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子どもたちにPR活動をする初代ボンチーヌ(上)と鶴巻小での授業の様子
子どもたちにPR活動をする初代ボンチーヌ(上)と鶴巻小での授業の様子

 6月は「食育月間」。また毎月19日は「食育の日」と定められている。秦野市は健全な食生活の実践を促すため、2012年から「はだの生涯元気プラン(秦野市食育推進計画)」を策定し、啓発活動を行っている。

 秦野市の食育啓発活動のPRに一役買うのが「ボンチーヌ」。秦野盆地の形を模した犬のキャラクターで、幼少期から食の大切さを伝えるため、初代のものは職員が着ぐるみを手作りで製作。市民の日やこども園、幼稚園、保育園などで啓発活動を行ってきた。昨年はふるさと納税のクラウドファンディングで2代目が完成、管理栄養士を中心に食育のオリジナルソングも作り、市ホームページでも公開している。

小中学生の朝食欠食率が課題

 幼少期からの啓発活動に力を入れるのには、理由がある。市こども家庭支援課によると市内の小中学生で毎日朝ご飯を食べない人(欠食率)を調査したところ、小学生(6年)は全国平均が4・7%に対し6・1%、中学生(3年)は6・9%に対し10・7%といずれも上回った。

 毎日同じ時間に起床する割合も小学生が全国平均91・6%に対し89・9%、中学生は92・8%に対し90・9%に留まる(すべて19年度調べ)。

 同課は「特に朝食はからだの健康だけでなく、豊かな心や暮らしの基盤になる。ボンチーヌを通じて子どものうちから食の重要性を伝え、家庭で食を見つめるきっかけになれば」と話す。

学校給食から食の重要性伝える

 また、市内の小学校でも食育が行われている。鶴巻小学校(有馬俊一校長)では6月9日、食育月間にちなみ、6年1組で食育を取り入れた授業が行われた。

 これは6年生の理科で「体のしくみ」を学ぶ授業の中で行われた。栄養士の資格を持ち、給食の管理や献立作成を行う栄養教諭の碇井(いかりい)玲子さんが、体の細胞の入れ替わりに食事が影響していることなどを児童に説明した。児童からは給食のメニューの決め方や調理にかかる時間などの質問も活発にあがった。碇井さんは「直接食の大切さを伝えることができて良かった」と振り返る。

 同校では6月中は給食の時間に食育月間を伝える内容を放送中。ほかにも給食で使うトウモロコシの皮むきなどの体験学習も予定している。

 有馬校長は「食事は知・徳・体の基礎で、大切なこと。子どものうちからバランスの良い食事の重要性を知ってもらえれば」と話した。

 市ではホームページ内で食育に関してまとめたページを公開している。

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