牧島かれん氏
10月４日に発足した岸田文雄内閣で、神奈川17区選出の牧島かれん衆議院議員（44）＝自由民主党、当選３回＝がデジタル相として初入閣を果たした。行政改革担当相、内閣府特命担当相（規制改革相）も兼務する。
牧島氏は、本紙の取材に「これまで党内のデジタル社会推進本部の事務局長として政府にも施策の提言を行ってきた。これまでの積み重ねを実施していく立場という想いが強い」と答えた。
国が推進してきたＤＸ（デジタル技術活用による変革）施策について「『誰一人取り残されない社会』を実現させるためデジタル化が必要。次の世代や本来支援が必要な方々へ人の手や時間が行き渡るよう、進めていきたい」と話す。行政改革、規制改革の大臣兼務についても「ＤＸ化と改革は両輪で進めるべき局面も多く、しっかりと前に進めていきたい」と意欲を示した。
牧島氏はコロナ禍によって浮き彫りとなった地方のデジタル技術活用の遅れを指摘。「行政のデジタル化を進め、住民の皆さまの暮らしの豊かさにつながるよう尽力していきたい」とした。
牧島氏は１９７６年横須賀市出身。２００８年に国際基督教大学大学院の行政学研究科博士後期課程を修了し、12年の衆院選で初当選。15年の第三次安倍改造内閣では地方創生・金融・防災担当の政務官に就き、昨年からは党若手の登竜門とされる青年局長を務めた。
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