神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
秦野版 公開:2021年10月15日 エリアトップへ

「秦野」主題に学会で優秀賞 建築院生の城所真緒さん

教育

公開:2021年10月15日

  • X
  • LINE
  • hatena
「気づきの小屋」の模型(上の写真は震生湖を想定)
「気づきの小屋」の模型(上の写真は震生湖を想定)

 神奈川大学大学院工学研究科建築学専攻・博士前期課程1年の城所真緒さん(23・秦野市尾尻在住)が9月10日に開催された「2021年度日本建築学会大会建築デザイン発表会」の「建築デザイン環境配慮設計手法ポストコロナ時代の環境デザイン」部門において、優秀発表賞を受賞した。

 企業や教員、大学院生などが参加する同発表会。今年はオンライン開催で、1万人近くが参加し、建築デザイン部門には200以上のエントリーがあった。

秦野の魅力を再発見

 城所さんは「気づきの小屋 神奈川県秦野市におけるハイキングコースと休憩所の提案」について発表。大学の卒業設計として研究したものをブラッシュアップして臨んだ。「コロナ禍の中で地方に目を向け、地方から盛り上がっていくべき」と考えた城所さん。『訪れた人がその場所にある豊富な木々や水、美しい風景に目を向け、空間的な体験としてそれらの地域資源などによる影響を与えるきっかけとなる装置(建物)の提案』をコンセプトに据えた。

 現地調査や市のホームページ等を参考に、ハイキングコースや、自然や水を楽しめるところなどを落とし込んだ秦野市の地図を作成。実際に歩いて回った秦野駅南側では秦野の魅力が楽しめる9つの場所を選び、各所に合わせた”建物から見た風景を楽しめる”ような設計の模型も制作した。そのうちの一つ、震生湖では反り屋根で視線をなだらかに誘導させたり、建物間の余白で自然との境界を曖昧にしたりなどの工夫がなされている。

 学会では実際に自分の足で調査に行ったことなどが評価され、見事優秀発表賞に選ばれた。城所さんは「設計はあまり得意ではありませんが、先生のお力添えでここまで頑張ることができました。発表を通して、改めて秦野を知るきっかけになった」と目を細めた。

「まちの人と一緒に」

 大学では都市計画研究室に所属。十日市場のにぎわいイベントを考えたり、八丁畷(はっちょうなわて)駅の駅前広場活用の提案をしたりと地域に根差した活動に取り組んでいる。「実際にまちづくりの現場に立って、まちの人と一緒に考えていきたい。大好きな秦野でなにができるか、これからも考えていきたい」と声を弾ませた。

城所さんが考えた市内ハイキングコースなど
城所さんが考えた市内ハイキングコースなど
取材に答えてくれた城所さん
取材に答えてくれた城所さん

秦野版のローカルニュース最新6

抽選会の当選者決まる

丹沢まつりスタンプラリー

抽選会の当選者決まる

西商店会連合会

5月3日

点字の基本学びませんか

点字の基本学びませんか

点訳ボランティア講座

5月3日

四季折々の油絵を楽しむ

四季折々の油絵を楽しむ

「渋谷個展」 5月6日まで

5月3日

熱のこもった演奏を披露

熱のこもった演奏を披露

明大マンドリン 演奏会

5月3日

市民吹奏楽団が演奏会

市民吹奏楽団が演奏会

5月18日 文化会館

5月3日

セルフタッピングで自分を癒そう

【Web限定記事】はだの生涯学習講座

セルフタッピングで自分を癒そう

5月25日 本町公民館で

5月1日

あっとほーむデスク

  • 4月26日0:00更新

  • 10月27日0:00更新

  • 10月20日0:00更新

秦野版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月3日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook