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学校法人神奈川歯科大学 〜開かれた大学をめざして〜 「身近な存在として利用して」
三浦半島の歯科医療の中核を担う神奈川歯科大学附属病院。大学病院という位置づけから市民にはあまり馴染みがないが、一般の診療も広く行っている。教育病院としての姿は一面でしかなく、地域開業医のサポート、高度先進医療の研究開発にも携わるなど役割は多岐にわたる。小林優病院長に聞いた。
──歯科大病院には重い症状や高度な治療を必要としている患者が通っているイメージがあります。
「誤解されがちですが、街中の歯科医院と同じように一般の診療を行っています。虫歯が気になる、そんな些細な相談にも対応しています。地域の歯科医院との連携体制もあり、高度な技術を必要とする際や緊急時対応の受け皿になっています。現状では、患者さんの8割が自主的な来院、2割が紹介状を携えてのものです。治療は、時間を掛けて丁寧に行うのが特徴。症状に合わせて適切な診療科が対応しています。「学生が治療を行っているのでは?」と不安を口にする人がいますが、学生が単独の判断で治療を行うことは絶対にありません。臨床実習では専門医や上級医の指導の下で実施されます」
──高齢化社会における歯科医療に変化はありますか?
「基礎疾患(高血圧症・糖尿病など)を抱える患者さんの率が高まっています。過去に心筋梗塞を患ったことがある人などは、治療台に座ったことで不安に陥り、その結果血圧が変動し、危険な状態となるケースがあります。大学病院に内科を併設しているのはそうした事態に即座に対応するためです。インプラント治療に関する相談も増えています。一定のリスクを伴う処置ですので、口腔外科や補綴(ほてつ)科の専門医が担当しています」
──先端技術の導入にも積極姿勢だと聞きました。
「今後、普及が予想されるセラミックス(陶材)を用いた審美治療に注目しています。この春に新設した「先端材料診療科」で取り組んでいます。虫歯治療の主流である金属の詰め物(銀歯)を天然歯に近いセラミックスで代用していく新技術。これまでは前歯のみに使用が限定されていましたが、技術革新で強度化が図られ、奥歯に用いることが可能となりました。目立たないだけでなく、金属アレルギーの心配もありません。保険適用外となりますが、費用も比較的安価です。何度も通うことなく短期間で一連の施術が受けられることも利点。近い将来には通院1日で治療が完了することを目指して、メーカーと研究開発を進めています。開業医の先生方もこの技術を採用していますが、機器を含め、様々な症例に対応できるシステムは近隣では随一でしょう」
──歯科大病院の建て替え・移転構想があります。
「平成26年着工、27年開院の計画で進めています。場所は未定ですが、横須賀中央エリアの活性化に寄与しながら災害時には歯型照会による本人確認を行えるような施設設計を考えています。『開かれた大学』改革の一環です」
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