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坐骨神経痛 「早期に正しい診断と治療を」 取材協力／ゆたか整形外科
「高齢になると坐骨神経痛の患者さんが増えるのですが、坐骨神経痛は病名ではなく、何かしらの病因があって坐骨神経の神経支配領域に生じる痛みの総称です」と、ゆたか整形外科の川名院長は話す。
坐骨神経は腰から太ももを通り足先まで伸びている神経。この神経のどこかに障害を受けると坐骨神経痛として発症することが多い。
坐骨神経痛が疑われる場合、その症状を引き起こす疾患を診断。多いのが以前この欄でも触れた「椎間板ヘルニア」と「腰部脊柱管狭窄症」だという。比較的若い人は腰椎椎間板ヘルニアが多くみられ、高齢になると腰部脊柱管狭窄症が原因になる人が多い。
いずれの疾患も、臀部や脚の痛みが激しく、場合によっては歩行もままならないケースも多く、発症した場合は医療機関で正しい診断を受け、その原因や症状にあった治療を受けることが重要だ。
川名院長は「大半は保存治療で症状が改善しますが、中には筋力低下や歩行障害、および排尿障害等を伴う場合は早期に対応しないと症状が残存、難治化することもあり、早めに専門医に相談を」と話している。
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