次は商店街のテーマパーク化 下町・城ヶ島地区活性化事業の第2事業が内定
市が策定した「下町・城ヶ島地区活性化方策」に基づく公募型の活性化事業の平成23・24年度に実施する第2事業が、『昭和の漁師街復活活性化プロジェクト〜商店街のテーマパーク化〜』(事業者/有限会社シー・エフ・ビルマネジメント)に内定した。事業の助成金額については実施年度に正式決定する。
「下町・城ヶ島地区活性化事業」は、三浦市全体の来遊客の増加を図るとともに、産直センター「うらり」周辺に集中している来遊客を下町・城ヶ島地区へ回遊させることで地域の活性化を実現させようと、市が民間事業者等からの提案事業を支援しているもの。
平成22年度に第1事業として、協同組合三浦市商店街連合会による「貝がらホールリニューアルプロジェクト事業」を支援。同ホールをアートギャラリーとしてリニューアルした。現在継続してイベントを開催し、集客も図られている。
これに並行して昨年9月から募集・審査が進められていた、23年度実施予定の同第2事業について、このほど事業名称『 昭和の漁師街復活活性化プロジェクト〜商店街のテーマパーク化〜』、事業者「有限会社シー・エフ・ビルマネジメント」(倉橋隆行代表取締役/横浜市港南区港南台)が内定した。
事業概要には、【1】歴史的昭和の漁師街と残された自然による映画等の被写体としての文化を掘り起こしながら、地域を昭和の漁師町としてテーマパーク化を図る【2】平成23年度は、三崎港バスロータリー前ビルを活用し、観光案内所の設置や痴陶人などの作品を展示する小規模美術館を開設する【3】下町・城ヶ島地区を紹介するプロモーションビデオやガイドマップを作成する【4】平成24年度以降は、新規テナントの運営など漁師街文化の歴史を観光資源とし、「昭和の漁師街」としてのテーマパーク化をコンセプトに商店街のテナント開発を行っていく-などが盛り込まれている。
同事業に内定したことについて同社では「弊社はホテル城ヶ島遊ケ崎リゾートを経営しておりまして、まちが衰退している現状は弊社としましても危機感が募る一方です。この状況を打破するためには、行政だけに町興しを頼る時代ではありません。そこで弊社ではこの事業を活用して、企業としてまちのためにどのように動けるかというビジネスモデルを構築したいと考えています。幸い三浦市は昭和の漁師町という佇まいを残す魅力があります。その観光資源を活用し、全体の価値を高めたいと思っております。昭和の頃の気持ちになれば必ず活性化はできます」と話している。
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