ごみ削減 プラ混入NO水切り徹底 市長が駅前で呼びかけ
市は生ごみの水切り徹底と一般ごみへのプラスチックの混入防止を市民に呼びかけるキャンペーンを13日、三崎口駅前で行った。「ごみダイエット大作戦、プラ混入NO、水切り徹底」と名付けられたこのキャンペーン、吉田英男市長らが帰宅ラッシュ時の駅構内に立ち、サラリーマンや学生に水切りの徹底などを呼びかけた。
三崎口駅前で吉田市長は拡声器を手に「ごみ焼却施設を持たない三浦市は、来年度から横須賀市にごみ焼却を請け負ってもらえるようお願いしている。市民一人ひとりが水切りとプラスチックの混入を防ぐなど、ごみの減量や分別に協力してもらうことが不可欠。また、減量化は税金の支出を抑えることに結びつく」と帰宅途中のサラリーマンに協力を呼びかけながら、職員とともに啓発用のティッシュを配った。
焼却施設を持たない三浦市は、横浜市などに一般ごみの焼却を委ねているが、来年度からごみ処理の広域化パートナーとなる横須賀市に一般ごみの処理を請け負ってもらえるよう依頼している。そこで問題なのが、三浦市の一般ごみの水分率とプラスチック類の混入率の高さが横須賀市に比べて高いこと。燃えるごみ全体に対して占める水分は、横須賀市が約50%に対して、三浦市は60%と10%も高い。市は、ごみの受け入れを横須賀市に依頼している以上合わせる必要があると判断し、市長自らが市民への協力呼びかけとなった。
平成22年度市のごみ処理費用は、人件費や運搬費などを含めた総額約8億2千9百万円。排出量は約1万9千t、その内燃えるごみなど一般ごみは約1万tだ。ごみ処理費用は重さで決まるため、仮に10%量を減らすことで約2400万円の削減につながる。「全て税金。一絞り、二絞りがごみ処理における費用削減につながる。ぜひ協力を」と市廃棄物対策課は話す。また、横須賀市に比べてプラスチックの混入率も課題のひとつとなっていることから「プラスチック類の分別もあわせてお願いしたい」としている。
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