三浦市議会は、報告会を10月に市内3地区で初めて開催する。市民に議会活動の理解と情報を公開することで関心を高めてもらうのがねらい。
報告会開催は、今年4月1日から施行された議会運営のあり方などを定めた「議会基本条例」のひとつ。議会活動に関する情報を市民に直接提供し、説明責任を果たすとともに、報告会を通じて出た提言を今後の議会活動に反映させていこうというもの。報告会では、議会のあり方や三浦市の財政状況などが説明される。また、一方的な報告に終始するのではなく、市民の声を聞くため質疑応答の時間を設ける。議員は原則全員出席する。
年に4回開かれる市議会定例会の傍聴人数は、2011年は62人、12年は80人、25年は74人(議会事務局調べ、数字は延べ人数)。1回の定例会は数週間から1カ月間行われるが、日によっては数人という状況からも関心の低さが見て取れる。一度も傍聴に行ったことがないという三浦海岸駅近くに住む70代の女性は「特定の議員の活動には関心があるが、全体となると薄い。市役所は遠いので、近くで開催するのであればこの機会に行ってみようと思う」と話す。
議会運営委員会委員長の出口眞琴議員は「議会に対して市民の関心は低い。これは、我々の努力不足」と話す。「報告会を通じて、傍聴に来られない方に三浦市の現状を伝えたい。また、議会活動を知ってもらい市民との距離感を縮めるきっかけにしたい」と、出口議員は報告会開催の意義を強調した。
報告会は、初声地区/10月18日(土)午後2時から3時30分、潮風アリーナ。三崎地区/10月19日(日)午後2時から3時30分、青少年会館。南下浦地区/10月19日(日)午後7時から8時30分、南下浦市民センター。事前申し込みは不要、希望者は直接会場へ。
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