活動報告【4】 一般質問登壇で7項目問う 神奈川県議会議員 石川たくみ
今年度、自民党神奈川県議団の副団長に就任致しました。政策実現に向け、議員活動に邁進して参ります。さて、今月21日まで開かれていた県議会第2回定例会において、一般質問に登壇しました。まずは、今年3月に策定された「三浦半島魅力最大化プロジェクト」についてです。
現在、三浦半島では、自転車観光の振興など魅力向上に努めていますが、地方創生の推進には、こうした緊密な市町間連携や官民協働の取り組みによる相乗効果が必要不可欠です。三浦半島から先駆的なモデルを県が積極的に支援・発信してほしいと要望致しました。
地方創生に関連して、城ヶ島・三崎地域では、「新たな観光の核づくり」「かながわシープロジェクト」などの地域活性化策が取り組まれ、地域でも機運が高まっています。釣り堀や貸自転車事業が始まり、一定の進捗はありました。しかし、ホテル構想は計画が具体化しておらずまだ道半ば。県も「地域の魅力は十分に活かされていない」とし、「事業間連携を図りながら、城ヶ島西部の景観整備等の魅力を最大限に活かした街づくりを進めることが課題」との認識を示しています。「成果を検証し、今後の事業内容や地元の本気度を見極めて支援を検討したい」と述べた黒岩県知事に対し、交付金継続を希望する地域の声を届けました。
同じく、長年の悲願である城ヶ島大橋の渡橋無料化に向けた検討開始を強く訴えました。県民4万1214人の署名と請願が提出され、「地域活性化の状況を踏まえながら検討する」という意見が付された上で採択されて約5年。賑わいづくりに向け、盛り上がりを見せる現状に弾みをつけるためにも無料化は実現させなければなりません。
三崎魚市場の刷新に支援を
三崎漁港は、マグロや鮮魚を供給する重要な役割を担っていますが、遠洋マグロ漁業の水揚げ量は、資源管理の強化等により全国的に減少傾向です。三崎地域の活性化には、半島周辺で獲れる多様な魚介類の活用と食の安全・安心の確保、付加価値向上と魚価を安定させる取り組みが必要ではないでしょうか。
今年度、三浦市では水産庁が策定した三崎漁港高度衛生管理基本計画に基づき、総額26億円をかけて全国初の冷凍マグロ専用魚市場の建設と鮮魚・活魚用魚市場の改築を実施するため、漁業振興の具体策について見解を聞きました。
県は、市と連携した施設整備の協力、魚市場占用料の負担軽減の検討、アワビやイセエビなどの様々な水産物の取扱いが増えるよう、水揚げの集約化や新たな加工品開発を進める方針です。費用や技術支援は、新鮮で安全・安心な水産物の安定・持続的供給に繋がります。国策である同計画が滞りなく行われるため万全を期すよう求めました。
その他、五輪開催を文化発信の好機と捉え、チャッキラコを始めとする伝統芸能の保存・活用をめざした文化プログラムの推進、市が40年以上要望する県営水道への事業統合、外国人旅行者の受入環境整備、ヘイトスピーチ対策、大規模災害時支援物資受入体制に関する質問を行いました。
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