茅ヶ崎市国際交流協会の理事長に就任した 野村 寛さん 矢畑在住 76歳
茅ヶ崎の良さ伝えたい
○…個人250人、法人19社が会員となっている茅ヶ崎市国際交流協会(IAC)の新理事長に6月4日付で就任した。国際協力、国際理解、国際交流の3つの理念のもと、20近いグループが活動するIACトップの大役を前に「私たちの団体は無償ボランティア団体です。こうした活動の仲間を増やし、活動が楽しくなる仕掛けを考え、そして着実に実行できるところから始めていきたい」と穏やかな笑みを浮かべる。
○…IACの活動を始めたのは10年ほど前。「アメリカに住む親戚が帰国するたびに『日本は一流会社の人でもボランティア精神が低いために低く見られることがある』と、よく言われました。その言葉が定年後に何かを始めようと考えていた私を後押ししました」。IACには色々な特技、特性をもった人がいて、それが本当におもしろいという。「それがそれぞれの人たちのプラスになっているし、結構楽しんでいるのが、今のIACだと思います」
○…1939(昭和14)年京都市生まれ。立命館大学を卒業後、藤沢薬品(現アステラス製薬)に就職。営業一筋に勤め上げた。転勤で関東に移り、茅ヶ崎には40年前に移り住んだ。上の娘も下の息子も今は独立し、今は奥さんとの二人暮らしとなった。毎週日曜日にはブログを更新し、日々の出来事を綴っている。このブログからすでに3冊の随筆「諸事雑感 おじいちゃんの知恵袋」をシリーズで発刊。「とにかく書くことが好きなんです。もう7冊を超える分量がたまっている。10冊はつくりたい」とにこやかに話す。
○…外国人に日本語を教える教室の開催や茅ヶ崎に来た外国の高校生や大学生のホームステイの世話など様々な活動を行うIAC。「茅ヶ崎に滞在した外国の青年たちが母国に帰り、『茅ヶ崎はいい町だ』『日本はいい国だ』と話してもらって、それが彼らの仲間に伝わればこの活動は合格です」と力強く話した。
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