大磯宿読み解く57点展示 大磯町郷土資料館で企画展
大磯町郷土資料館で夏季企画展「東海道大磯宿 小島本陣資料を読み解く」が開催されている。東海道の宿場町として栄えた大磯宿。企画展では、江戸時代の様子が伺える資料が多数紹介されている。
宿泊施設として利用してもらうために大名に宛てた手紙、大名をもてなした豪勢な夕食。江戸時代の宿場町も現代と同じく、街が繁栄するため様々な創意工夫が図られていた。7月21日に始まった企画展では、当時の大磯を紐解くヒントとなる57点の資料を展示している。
かつて大磯宿には通行者が宿泊する旅籠屋が85軒ほど軒を連ねていた。さらに、大名などの権力者しか宿泊できない本陣という施設があり、大磯宿には3つの本陣があった。その中の1つ、北本町に位置した小島本陣にまつわる資料が現在でも郷土資料館に所蔵されており、今回改めて大磯宿小島本陣資料を読み直し、これまでに公開されてこなかったものも紹介している。「地元についてもう1度知ってもらういい機会になれば」と展示を企画した同資料館の学芸員・大石三紗子氏は期待を込める。
大磯宿の様子を記した明細帳をはじめ、周辺地図や小島本陣の家系図、本陣の間取図、利用した大名を記録した宿泊帳などが観覧でき、来館者からは「昔の様子を知ることができて楽しい」という声が聞かれた。
会期は9月9日(日)まで。開館時間は午前9時から午後5時まで(入館は午後4時30分まで)。毎週月曜日と毎月1日は休館。入館料無料。問い合わせは同資料館【電話】0463・61・4700。
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