今年設立40周年を迎える公益財団法人神奈川県公園協会が記念事業として設けた「神奈川県公園協会賞」の優秀賞を、大磯町を拠点に活動する「おおいそオープンガーデンホーム運営委員会」と「NPO法人大磯ガイドボランティア協会」が受賞した。
都市公園の管理運営や都市緑化の推進などの分野で地域に貢献し、優れた活動を行っている団体を表彰する神奈川県公園協会賞。32団体の応募があり、大学教授ら選考委員の審査の結果、優秀賞には8団体が選ばれた。
おおいそオープンガーデンホーム運営委員会は「都市緑化・自然環境保全に関わる活動部門」で受賞。同会は一般家庭や店先で育てた花や草木を公開する「おおいそオープンガーデン」を行い、町全体に緑化活動を浸透させてきた。活動は今年で10年目。大磯城山公園内のギャラリーで様子を紹介する写真展も行っている。同会の大倉祥子さんは「私たちはみんなボランティアで活動していますので、優秀賞の賞金はありがたい。活動費や広報費などに充てたいと思います」と受賞の喜びを語った。
大磯ガイドボランティア協会は「都市公園施設の利活用部門」で受賞。同会は大磯町内の歴史や名所のガイドを自主的・外部からの依頼に応じ実施してきた。2013年からは大磯城山公園の旧吉田茂邸地区で土・日・祝日の常駐ガイドを開始。庭園の様式や七賢堂の由来、吉田茂の銅像の逸話などを来園者に説明している。同会の企画部長である斎藤直人さんは「地道に続けてきた活動が認められたことをみんなで喜んでいます。今後も大磯のおもてなしの心を伝えていきたい」と話していた。
大磯城山公園の関口利恵子園長は「町内の団体が受賞し、うれしく思います。今後も多様な公園利用が、大磯町の活性化につながることを期待しています」とコメントした。
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