大磯町虫窪の美化センターで9月25日(日)、愛玩動物などの献花式が行われる。命を全うしたペットや飼い主のいない動物を供養するため、2013年度から続く行事。センターにある慰霊碑の前で、献花と黙とうを捧げる。
大磯町では、美化センターで預かった動物の死体を廃棄物として処理するのではなく、民間の動物霊園で火葬を行い合同墓地に納骨する取り組みを1989年から続けている。今年度は、伊勢原市で動物霊園を運営する事業者に委託しているという。
火葬・納骨にかかる約5700円は町が支払っており、町民負担はセンターにペットを持ち込む際の手数料2500円(収集は3千円)のみだ。野良猫などの死体は無料で引き取り、ペットと同様に動物霊園で供養する。
ペットとして持ち込まれる動物は犬や猫、鳥類のほか、ウサギやヘビなど幅広い。同センターが昨年1年間に預かったペットの数は90頭で、飼い主のいない動物を合わせると350頭だった。
献花式は、納骨した動物の慰霊を目的に始められたもので、今年で4回目。毎年9月、センターの敷地に建立された「動物慰霊之碑」に慰霊の言葉を捧げ、献花と黙とうで哀悼の意を表する。県内で愛玩動物などの献花式を行う自治体は大磯町のみという。
同センターは「人間と同じ命ある動物を、廃棄物ではなくしっかりと供養してあげたい思いがある」と献花式の目的を説明し、飼い主や動物愛護の精神に共感する人に参列してもらいたいと話している。午前11時30分〜正午。献花はセンターで用意する。
問い合わせは同センター【電話】0463・72・4438。住所▽大磯町虫窪66
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