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二宮町の公園施設 統廃合で総面積2割減 児童遊園地、子どもの広場対象に

政治

公開:2016年12月2日

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町内にある子どもの広場
町内にある子どもの広場

 二宮町は町内に73カ所ある公園のうち、児童遊園地と子どもの広場の計56カ所について、総面積を2割程度縮減する統廃合の基本方針をまとめた。維持管理費の圧縮や、利用頻度が高い公園への機能集約につなげる考え。

 町内には都市公園17カ所と児童遊園地41カ所、子どもの広場15カ所があり、総面積は約26万3000平方メートル。基本方針では、町が管理する公園の約8割を占める児童遊園地と子どもの広場について、利用が少ない公園の統廃合を行う考えを示した。

 対象となる公園は、宅地造成時に適切な配置基準を設けずに設置されたものが多く、同一地区内に類似した施設が近接しているケースが目立つという。少子化やゲートボール人口の減少で利用されなくなった公園が増えるなか、施設の老朽化に伴う修繕費は増加傾向にあり、借地公園に対する経常経費が財政負担となっている実情もある。

 町は、再編による適切な公園配置で維持管理費の削減に取り組むほか、町、地域による管理に加え、NPO法人や指定管理者への委託など運営形態の見直しも図る。利用者が多い公園は遊具の増設や管理を充実させ、借地の際は地権者からの譲渡、有償での取得を検討。利用実態の乏しい公園は廃止し、借地を返還する。

 吾妻山公園とラディアン花の丘公園、二宮果樹公園、二宮せせらぎ公園は観光資源としての需要が高く、町民の憩いの場としても親しまれていることから、町内外の利用者を想定して重点的な管理、活用に努める。一方、要望が多い水遊びができる設備の新設は難しいことから、近隣市町との連携による公園の相互利用でニーズを満たすという。

 町は基本方針を基に、関連する第5次総合計画前期基本計画と都市計画マスタープランとの整合を図りながら、統廃合の計画策定を進める。

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