スイム、パドルボード、サーフスキー、ビーチランの4種目を1人でやりのけるライフセービングの鉄人競技オーシャンウーマン。全日本選手権で7連覇中のライフセーバー三井結里花さん(25)がこの夏、大磯海水浴場で海の安全を守っている。
東京都出身の三井さんは子どもの頃から水泳競技に打ち込み、高校時代はインターハイに出場。人命救助の理念に魅力を感じ、日本大学でライフセービングを始めると、全日本選手権でトップに立った。卒業後は都内の高校で保健体育の教師になり、国内外の大会で活躍を見せている。
2年に1度開かれる世界選手権では準優勝。今や国内ナンバーワンの三井さんだが、オーストラリアやニュージーランドの強豪選手が常に立ちはだかる。練習時間を確保し、ライフセーバーとしてさらに高みを目指すために今年春、活動の拠点を大磯に移した。ポートハウスてるがさきのスタッフとして働き、プールや海水浴場で監視活動にあたっている。大磯ライフセービングクラブ所属。
プロのライフセーバーがいるオーストラリアなどと比べると、日本ではライフセーバーの存在やその活動内容があまり知られていないことが残念だという。「私たちの活動を通して一人ひとりが自分自身で水の事故を防ぐことができる世の中にするのが願いです。子どもたちに自分のやりたいことに挑戦し続ける強さも伝えたい」。日々トレーニングに励み、世界の頂点を目指す。
水泳教室とライフセービング体験
ともに世界選手権銀メダリストの三井さんと西山俊さんが指導する水泳教室が、ポートハウスてるがさきで開かれる。対象は小学3年生から6年生。泳力別に3日間の教室を行い、4日目は海水浴場でライフセービングを体験する。
第1期が8月2日・4日・6日・7日、第2期は8月9日・11日・13日・14日。各期定員30人。参加費5400円。申し込みはポートハウスてるがさき【電話】0463・61・4329。
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