大磯・二宮・中井版 掲載号:2017年8月11日号

古楽アンサンブルの調べ 文化

海の見えるホールでコンサート

愛用の古楽器「シトール」を持つ中村さん
愛用の古楽器「シトール」を持つ中村さん
 15世紀以前の中世ヨーロッパで生まれた「古楽」の演奏グループが、9月17日(日)にJR大磯駅前の海の見えるホールでコンサートを開く。クラシックよりもはるか昔に奏でられていた音楽に魅せられたメンバーの1人、中村会子さん(35)は「どこか懐かしさを感じるメロディを楽しんでほしい」と話している。

 古楽は、ルネサンス期以前となる西暦500年から1400年ごろにかけてヨーロッパで演奏されていた音楽。北海道と都内を中心に活動する古楽グループ「アンサンブル・ウィリディス」のメンバーなど4人が、シンプルな単旋律で構成される古楽を様々な楽器でアンサンブルに仕立てる。

 中村さんは国立音大で西洋古楽を学び、5年ほど前からはスペインで開かれる講習会に参加。世界各国から集まる演奏家とともに古楽への理解を深めている。

 古楽の楽譜はインターネットなどで公開されているが、現代の譜面と異なり歌詞や音程などしか記されておらず、中村さんは歌の韻などをもとにリズムを想像しながら読み解いていく。スペインのガリシア語やカタルーニャ語、古フランス語などの曲に挑戦する際は、翻訳辞書が欠かせない。譜面に演奏指示がないことから「演奏家独自の解釈でジャズのような即興の要素を取り入れることもあります」という。

 古楽器は現代楽器の祖先にあたり、美しい彫刻と特徴的な形状が目をひく。弦楽器にはガット(羊腸)弦が張られ、音は小さいが素朴な響きが魅力だ。コンサートでは古楽器による編成だけでなく、会場にあるパイプオルガンも使いながら10曲以上のレパートリーを披露。演奏の合間には解説を添え、歌詞と曲調の対比を楽しんでもらう。

 「宗教色が強くゆったりとした音楽をイメージするかもしれませんが、旋律を聴けばとてもキャッチーで親しみを感じられる」と中村さん。イスラム王朝に支配されていた中世スペインの歴史が影響してか「オリエンタルな響きも日本人の耳になじむのでは」とも。

 午後2時開演。チケット当日3000円、前売り2500円。学生は各1000円引き。問い合わせは中村さん【携帯電話】070・6512・8182。

 コンサートにペア1組を招待する。はがきに住所、氏名、年齢、電話番号、本紙の感想を明記し、〒254―0032平塚市八千代町1の23タウンニュース社「古楽器コンサート」係まで。8月21日必着。

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