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秦野版 公開:2014年6月21日 エリアトップへ

地中の卵バーナーで駆除 ヤマビル対策で初の試み

公開:2014年6月21日

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作業には火力が強いバーナーを用いた
作業には火力が強いバーナーを用いた

 秦野市では、近年増えつつあるヤマビル被害の対策として様々な事業に取り組んでいる。今年はバーナーで地中の卵塊を駆除する試みを初めて実施。6月16日には丹沢山小屋組合(山口恵子組合長)が中心となり、駆除活動が行われた。

 今回バーナーによるヤマビルの卵塊駆除を実施したのは、滝沢園駐車場から竜神の泉までの林道周辺。丹沢山小屋組合のメンバーや市職員など15人が参加、下草を刈って草を取り除いたあとの地面にバーナーを当て、最後に殺ヒル剤を散布した。ヤマビルの卵塊は地中にあるため、殺ヒル剤だけでは死滅させることが難しい。そこで、今回新たな試みとしてバーナーを導入した。市環境保全課では「これまでのヤマビル駆除作業によって大きなヤマビルは減った印象だが、小さいものはまだ駆除できていないし、卵がふ化すればヤマビルはいずれまた増える。何とかふ化を阻止したい。効果が得られれば今後も強化していきたい」と話す。

 秦野市では今年度ヤマビル被害防止対策としておよそ145万円を計上。民間の団体などに対して、バーナーや殺ヒル剤などを購入するための補助金を交付している。

 ヤマビルは湿った山中に生息し、人や動物の血を吸う。市内では1998年に初めて被害が報告されて以来、生息域を拡大している。登山者やハイカーに向けては、登山道に注意喚起の看板を設置するとともに、山小屋組合と協力し殺ヒル効果の高い塩を山小屋等に置くなどの対応を行っている。

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