市立多摩中学校(関戸、前島正明校長)で8月21日、同校の生徒や保護者、地域の人たち約250人で「流しそうめん」を行った。
地元の伝統・歴史・文化などを子どもたちに伝えようと、伝統文化継承講座などを行っている同校。5年前に「子どもたちに季節感を感じてもらう何かをできないか」と学校支援地域本部が中心となって企画、実施している。
今年も近隣住民の協力を得て竹を切るところから始め、同本部、教員、生徒が一緒になって加工、土台を作成した。当日は、約40kg、300人分のそうめんと、学校の花壇で栽培したネギや大葉などを薬味として用意。15mほどの台の中央から2手に流すと、子どもたちは器用にすくいあげ、舌鼓を打っていた。
参加した1年生の男子生徒は「みんで取り合いながら食べて楽しかった」と笑みをこぼした。前島校長は「子どもたちが喜んで食べてくれた。こういう稀有な体験ができる学校、学校は楽しい所と再確認してもらえたのでは。これも地域の力があってこそ」と話した。
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