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多摩版 公開:2016年1月1日 エリアトップへ

多世代交流の新たな拠点に 会員制複合施設「コンティ多摩センター」

社会

公開:2016年1月1日

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コンティニューム(株)・山本 マーク 豪代表取締役…1967年アメリカ生まれ。ワーナーマイカルで総支配人を務めた後、ヴァージンシネマズジャパンを設立。人と話すことが好きだという
コンティニューム(株)・山本 マーク 豪代表取締役…1967年アメリカ生まれ。ワーナーマイカルで総支配人を務めた後、ヴァージンシネマズジャパンを設立。人と話すことが好きだという

 少子高齢化が進み、団塊の世代が後期高齢者となる2025年。その2025年問題に対応しようと、昨年9月に多摩センターのNTT多摩ビル内にオープンしたのが”新しいスタイル”の複合施設「コンティ多摩センター」だ。同施設を手掛けたのは、日本で”シネコン”の先駆けとなったヴァージンシネマズ(現TOHOシネマズ)を創立したコンティニューム(株)代表取締役の山本 マーク 豪氏。

 「元気な人たちがラストまでファイトできる仕組みを作りたかった」と語るマーク氏。音楽スタジオやフィットネスジム、クッキングスタジオ、通信設備の整ったワーキングスペース、カフェなどがひとつの施設に集積され、会員各自が自由に利用できる今までの日本にはなかった画期的な施設だ。

 地域コミュニティーが希薄になった現在において「昔の公民館のような役割を果たす多世代交流型の施設」とマーク氏。使い方はそれぞれで、単に施設を利用するだけでも良いし、会員自らが教室、講座や発表会を開いても良い。それが仲間づくりや、ひいては起業につながっていく。そうしたコミュニティーを創造する場となる。「こちらが一方的にサービスを提供するのではなく、コーディネートするだけ。ここでパンを作って、教室開く。その多様性が多世代の交流につながっていく。新しいコミュニティー、出会いの機会をここでつくってもらいたい」とマーク氏は話す。

 「セカンドライフ=定年した後の生活」が一般的なイメージ。マーク氏が考えるセカンドライフは、定年退職者だけでなく、子育てがひと段落した主婦や起業をめざす学生などオフキャリアの人たちが歩む第2の人生のこと。そうした人たちにこの施設で社会的な役割、意義を見つけてもらいたいと願う。

 今後は、地元のNPO法人やボランティア団体、行政との連携、西関東エリアでの展開を視野に入れる。「前向きなコミュニティーを形成する場。そうした人たちに利用してもらいたいですね」とマーク氏は笑顔で語ってくれた。

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