認知症の症状のひとつとして、場所がわからなくなり、家に帰ることができなくなる「徘徊」がある。実際に、この徘徊が原因で高齢者が事故に巻き込まれるケースが全国で起きている。
そこで多摩市では、今年4月から地域の見守り体制を強化するため、「多摩市高齢者行方不明情報メール」の配信を開始した。
メールで配信するのは、本人の身体的特徴や服装などで、捜索協力や情報提供を呼びかけ、発見時にもメールで発信を行う。利用方法は、事前に地域包括支援センターで緊急連絡先や本人の特徴などの基本情報を登録。事前登録をしていない場合にも市高齢支援課に連絡し、登録を行うことで利用ができるという。
メール配信は、原則として市役所の開庁時間帯(土・日・祝日・年末年始を除く午前8時半〜午後5時)で、多摩市メール配信サービスへの登録をしている人が受け取ることができる。市では「地域で2重、3重の見守り体制を整えていきたい。ぜひ市のメール配信サービスへの登録を」と呼びかけている。
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