多摩循環型エネルギー協会企画 電チャリで日本一周挑戦 ユウキのハピネス旅 旅日記【2】 6/18〜6/30 茨城県鹿嶋市〜栃木県那須塩原市
連載二回目でございます。
今は、栃木県那須塩原市に来ております。ここに至るまで、茨城は神栖市、稲敷市、水戸市、日立市。栃木では益子町、市貝町。神栖市にある日本最大級の風力発電施設の巨大風車には圧倒されました。見上げる首を亀のように伸ばして、その大きさに声を呑みました。その他の地域では、主に各地の地域おこし協力隊の方々にお世話になっていました。古民家をゲストハウスとして再生させようとする方。経済的に貧しい子どものための学び舎を作ろうと考える方。いろんな地域おこしの形を見てきました。
基本的に野宿で過ごす毎日ですが、季節は梅雨。雨に打たれる夜もあります。屋根を探して、相撲が行われる土俵の上にテントを張らせていただけた日もありました。
そんな日々を過ごしつつ、先日「トチギ環境未来基地」というNPOでボランティアに参加させていただき、小学生と一緒に植林のお手伝いをしました。植林する場所は、福島県いわき市の海岸です。植えるクロマツは海岸林となり、塩害防止や防災としての機能も果たします。東日本大震災の際には、この海岸林のおかげで助かった方もいたそうです。ただ、そのクロマツも大きな被害を受けました。波になぎ倒され、海の塩にやられて。そんな海岸林を復活させようという試み。そのお手伝いです。
震災当時、実家のある福岡で、呆然とテレビから流れる映像を見ることしかできなかったあの日。遅ればせながら、微力だけれども、震災復興に関われたこと。これを継続しなければならないということ。できることからやろうと思わせていただいた体験でした。
この後は、福島県に向かい、いわき市をはじめとした太平洋側を巡る予定です。それではまた!
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本田悠喜さん…22歳。福岡県出身、今春桜美林大学を卒業。多摩市民が主体となって地元で自然エネルギーの普及を目指す「一般社団法人多摩循環型エネルギー協会」の企画で、電動アシスト付自転車「ハピネス号」で日本一周の旅に挑戦中。日本各地の再生可能エネルギーの現場等を訪ね歩く。日々の旅程はFB「ハピネスに乗ってゆく」で更新中。もしくはHP「多摩エネ協」で。
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