国際奉仕団体の「東京多摩ロータリークラブ」(飯島文彦会長)と、「東京多摩せいせきロータリー衛星クラブ」が主催する「第14回多摩市中学生俳句大会」の表彰式が12月15日、関戸公民館ヴィータホールで盛大に行われた。
同俳句大会は、日本文化の継承を目的に、同クラブの青少年奉仕活動の一環として、2004年から行われているもの。市内の公立中学校に通う生徒たちを対象に、多摩市教育委員会の共催、多摩市の後援を得て、今回で14回目を迎えた。
今年度も、市内各校と、東京都立多摩桜の丘学園中等部に作品の応募を呼びかけた結果、2759句が集まった。その中から、第1次選考を行い、301句が入選。その後、俳人の由利雪二氏を審査委員長に、最終選考会を行い、104句の入賞が決まった。審査委員長賞は、市立多摩永山中学校・原田大翔さんの作品に決定。その他、多摩市長賞、多摩市教育委員会教育長賞などの他、優秀な作品が多かった学校に送られる最優秀学校賞には、多摩中学校、俳句大会賞には鶴牧中学校、奨励賞に多摩桜の丘学園中等部が選ばれた。
表彰式当日は、最終選考に選ばれた作品の生徒や保護者、学校関係者ら120人が見守る中、入賞者には賞状と記念品が贈られた。同クラブの飯島会長は、本紙の取材に対し「最初の頃は応募が少なく、今ではほとんどの中学生が応募してくれるようになった。それも教育委員会や各学校の先生方の理解、協力があってこそ。感謝したい。メールやSNSで安易に言葉を使っている今の時代の中で、俳句を通してどんな言葉で気づきや喜びを表現し、気持ちを伝えられるかを、これまでの14年で生徒の皆さんに感じてもらえたことは成果だと思う」と話した。
24日から短冊展示
今回一次選考を通過した301句は、生徒自筆による短冊となって、1月24日(木)から29日(火)まで、京王聖蹟桜ヶ丘ショッピングセンター5階連絡ブリッジギャラリーで展示される。なお同俳句大会は、今回で最終回となるため、各校2句ずつ校長や教員の作品も短冊で展示される。加えて、2月下旬には、今回の全応募作品だけでなく、中学生が描いた表紙絵・挿絵を掲載した俳句集「やまざくら」も発行する予定だという。
展示についての問い合わせは、同クラブ事務局【電話】042・371・7588へ。
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