多摩市バスケットボール連盟(岸孝司理事長)が主催する「第1回多摩市中学生バスケットボール交流大会」が12月28日(土)午前9時15分から、市立総合体育館で開催される。同大会は、市内の中学生たちに大会形式の場を提供することで、より多くの試合経験を積み、技術・チーム力の向上につなげてもらおうと、初めて企画・実施される。
当日は、男子は諏訪、多摩永山、多摩、東愛宕の4校、女子は多摩、多摩永山、聖ヶ丘の3校に、招待校の府中第十を加えた4校ずつのトーナメント形式で行われる。岸理事長は「時間も市民大会などのように短縮せずフルタイムで実施するので、その中で様々な経験を積んでもらえれば」と話す。
機運醸成の一歩に
かつて聖ヶ丘中学校が全国大会で優勝するなど、市内のバスケットボールのレベル、熱量が高かった時代があった。各地でミニバスケットボールチームが増加し始めると、そのOBが所属する中学校も強くなっていった。一方、市内にはミニバスは2チームしかなく、女子は1チームのみ。「スタートは実力差がでやすい」と岸理事長が話すように、市内の中学校バスケ部は大会で苦戦が続いているという。また、これまで連盟が関わっている大会は市民大会しかなく、多摩市の主管だった。
そうした現状を打破しようと、市内中学校のバスケ部OBで現在もクラブチームでプレーする岸氏が、2年前に理事長に就任し、強化に乗り出した。自らが主体となる大会を今回初めて創設。今後、同大会を定期化していくとともに、子どもたちや、指導者向けのクリニックなども実施していく方針だ。
「環境を整備することで、少しでも子どもたちの『バスケが好き』という熱意に応えてあげたい。この大会は機運醸成の第一歩。市内でバスケをもっと盛り上げていきたい」と語った。
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