糸井孝雄氏によって描かれた多摩聖蹟記念館
旧多摩聖蹟記念館で、１月11日（土）から４月12日（日）まで２つの企画展を開催する。
同館常設展IIIで行われるのが「新収蔵品展」。同館の収蔵品展示に関わる多摩市教育委員会では、財団法人多摩聖蹟記念会から寄贈された作品とは別に新たに所蔵品も受け入れ、同館に展示している。
今回の展示はここ２年間で収蔵された作品を紹介するもの。「伊万里焼二人立美人花車紋大華瓶」、近衛前久筆の「元日」、田中邨子「布製」人形などが並ぶ。
４月11日（土）まで行われるのが「多摩聖蹟記念館と多摩の失われた建物」水彩画展。
日本全国に伝えられる多くの歴史的建造物が、老朽化や経済的な理由で消滅の危機にある中で、滅失前の建造物は模型や、ＣＧ、絵画などによって創建時の姿が伝えられている。
今回は、職業能力開発大学名誉教授で、多摩市文化財保護審議会会長も務める糸井孝雄氏の手で描かれた多摩聖蹟記念館や多摩市の建造物の復元絵画、北海道小樽市の近代遺産の復元絵画から、歴史的建造物の保存を考える。
入館無料。開館時間は午前10時から午後４時まで。休館日は毎週月曜と水曜（国民の祝日に当たる場合はその翌日）。
詳細・問い合わせは、市教育委員会文化財係【電話】０４２・３３８・６８８３か同記念館【電話】０４２・３３７・０９００へ。
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