1月2日(土)・3日(日)に開かれる「第97回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)」に出場する国士舘大学は12月13日、同大学多摩キャンパス(永山)で報道陣の取材に対応し、31年ぶりの「シード権獲得」を目標に掲げ、各選手が意気込みを語った。
多摩キャンパスを拠点に、日々練習に取り組んでいる同大陸上競技部。箱根駅伝には過去48回出場しており、1964年と67年の総合3位が最高成績。昨年は総合19位だった。10月17日に行われた予選会を5位で通過し、5年連続49回目の本選出場を決めた。
この日、多くの報道陣の前で、添田正美駅伝監督は「往路で戦い抜いて、復路でシード権争いをして、シード権を獲得したい」と意気込みを述べた。主将の加藤直人選手(4年生)は「誰がどの区間を走っても『1秒の油断』というチームスローガンを意識し、目標を達成できるように頑張りたい」と抱負を語った。
本紙の取材に対し、添田監督は「監督に就任してから昨年初めてたすきが繋がり、やっと箱根駅伝に出場するチームとしてスタートラインに立てた。今回は練習も例年よりも良い仕上がりで予選会に臨んだので、落ちることはないと思っていた。この自信を本選にもつなげていきたい」と自信をみなぎらせる。
添田監督がエースのライモイ・ヴィンセント選手(3年生)とともに、期待する選手として名を挙げたのが山本龍神選手(1年生)。安定感のある、怖いもの知らずの走りが特徴だという山本選手は「1区を走りたい。簡単に負けないように食らいついていきたい」と意気込みを語った。
主将の加藤選手は「1区から3区のスタートダッシュを意識したい。個人としては最後の箱根駅伝を悔いなく終われるようにしたい。チームとしても目標を達成できるように1秒を削っていきたい」と本選に向けて目標を語り、「普段多摩市で練習させてもらっているので結果で恩返しをしたい」と多摩市民に向けて応援を呼び掛けた。
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