多摩市内でSDGsの理念をいち早く学び始めたのは実は子どもたち。2009年から、市内小中学校では「2050年の大人づくり」と題してSDGsについて学ぶ教育「ESD」(Education for Sustainable Development)を取り入れてきた。
推進校の一つ、多摩中学校ではその一環として昨年から「15 陸の豊かさも守ろう」などの視点をもってハチミツ採取をスタート。野外活動を主とするクラブのメンバーらが中心となり取り組みを進めている。6月初旬のこの日も、生徒らは同校の千葉正法校長らと共に、防護服を着て学校の屋上にあるハチの巣箱へ。ハチの蜜が溜まっている巣ひと呼ばれる板状のものを取り出す作業にあたった。「その後、分離機でろ過するなどして密を取り出します。今回、このハチミツは瓶詰して、7月にある朝顔市で販売する予定なんです」と千葉校長。東京多摩ロータリークラブの支援もあって行うこの活動を通して、生徒らには起業家としての視点をもってもらいたいという。「生徒たちは養蜂活動を通して、生物の多様性や環境と開発のバランスなどへの関心を深めている。今後はここで得た知識や経験を地域にも広めていきたいと考えています」
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入園式で笑顔4月17日 |
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