多摩市の観光振興や定住促進を図るため設立された「多摩市観光まちづくり交流協議会」が立ち上がって2年が過ぎた。コロナ禍のなか、産官学民で構成される会の取り組みはいかに――。小巻亜矢会長=人物風土記で紹介=に聞いた。
――協議会が発足し2年。現状は
「多摩市における観光のあるべき姿を確立し、会に名を連ねる企業や学校、行政などまちづくりを担う人たちの交流が始まったところ。それぞれの資源を活用した連携や交流事業についての検討を深めていきたいが、昨年来、コロナの感染拡大があり、中断状態だ」
――感染が広がり、多摩においても観光業を含め全ての産業が厳しい状況にある
「ウイズコロナの視点をもって事業を進めていく一方で、オンラインでも実施できる新たなサービスを生み出す機会と捉えてもいいのではないかと思う。コロナが収束すれば、多摩へやってくる訪日外国人も戻ってくる。今は準備を怠らず、我慢する時と考える」
――ワクチン接種が進んでいる
「市は9月末までに希望する市民が打てるようにする方針と聞く。私が代表取締役を務める会社が運営するサンリオピューロランドは国のガイドラインに沿った感染対策を行ったうえでイベントを実施し、来場者数は回復傾向にある。非エンターテイメントの取り組みも進め、コロナ後に備えたいと思う」
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