多摩市立永山図書館で7月23日、市内の小学生7人が一日図書館員として職場体験を行った。
同図書館では夏休み向け事業として今回、初めて小中学生を対象にした「一日図書館員」を企画。”誰もが使える図書館”の方針のもと、市立図書館の障害者サービス拠点館として様々なサービスを展開しており、障害者を取り巻く環境、図書館の取り組みを知ってもらおうと実施した。
今回参加したのは、市内の小学5、6年生の7人。同館が行っている障害者サービスについて職員から説明を受けた後、アイマスク、白杖を使って目が見えない状況での歩行と介助を2人1組で体験。また代読や本に載っている写真や図を説明する音訳に挑戦した。
その後、点字盤、点筆、点字用紙を使って点字を学び、クイズ形式で復習。点字を使った名刺づくりにも取り組んだ。また、拡大読書器や、活字を読むことが困難な人のために開発された本の文字や画像が音声等と同期している「マルチメディアデイジー」などを体験した他、バリアフリーコーナーなども見学した。
今回参加した子どもたちは「障害者向けのサービスの内容が詳しく知れてよかった」「点字を使って言葉を表現できるのはすごいと思った」「いつも来ているがサービスが充実していると感じた」といった感想を話していた。また同館の鬼倉祥子館長は「初めての企画だったが子どもたちが熱心に取り組んでくれてよかった。外に出た時に今回の体験を活かしてもらえれば」と振り返った。
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