パルテノン多摩の子どもと親子の体験教室「キッズファクトリー」で12月5日、世界中で親しまれているボードゲーム「マンカラ」を使った交流プロジェクトが開かれた。
キッズファクトリーでは、地域や身の回りのこと等を体験やモノづくりを通して学んでもらおうと、地域の人たちを講師に招き様々な取り組みを行っている。
今回、講師を務めたのは「桜美林・草の根国際理解教育プロジェクト」のスタッフ。同大のこのプロジェクトは、1997年から「ヒト(各国の留学生)」「モノ(世界各地から収集した実物資料)」「チエ・ワザ(ヒトやモノの教育活動において活用するアイデア・ノウハウ)」を使って、地域における教育活動を支援する活動を行っており、今回はアフリカや中近東、東南アジアで親しまれているボードゲーム「マンカラ」を使って、世界の文化を知ってもらおうと企画された。
この日、参加したのは小学3年生〜6年生の児童10人とその保護者。同プロジェクトリーダーの岩本貴永氏がフィリピンやガーナなどで使われている実物のマンカラや各地の遊び方を紹介。その後、児童たちは実際にボードを使って遊び、ヨーグルトの空き容器を使ってオリジナルのマンカラを制作して楽しんだ。
参加した児童は「世界にマンカラがあるのを知らなかった」「こんなに頭を使うゲームだと思わなかったけど楽しかった」と感想を述べた。キッズファクトリーの武藤洋子さんは「言葉が通じなくても一つのゲームを通じてコミュニケーションが取れることを体験してもらえたのでは」と振り返っていた。
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