多摩市教育委員会はこのほど、4月に発生した熊本地震の被災地を支援するためのポスターを制作。公共施設等への掲示を始めた。
市内の各小・中学校は、地震発生以降、募金等の活動を行っている。東日本大震災の際にも、長きにわたって募金等の支援を行い、被災地との交流を通じて防災教育等を行ってきた。
今回も、熊本の被災地への長期的な支援・連携が必要との考えから啓発ポスターを制作しようと、東北支援のポスターを制作した実績のある東愛宕中学校の美術部へ依頼したものだ。
一日も早い復興を
依頼を受けた同校では、まずキャッチコピーを考えることから始め、齋藤明優奈さん(2年)が考案した「笑顔の花を咲かせよう」に決定。齋藤さんは「『頑張ろう』という言葉はやめようと思い、人の印象に残るようなもの、笑顔になれるものにしようと思った」と語る。そのキャッチコピーから花畑をイメージし、同部顧問の大塚雄史教諭が多摩市ユネスコスクールのイメージキャラクター「ゴーヤン」と熊本県のPRキャラクター「くまモン」に生徒たちが描いた笑顔の花が咲いたポスターに仕上げた。
出来上がったポスターに齋藤さんは「めっちゃいいと思います。被災地の少しでも早い復興に役立つことができれば」と笑顔で話す。
市教委では、今後熊本のユネスコスクールとの交流を通して、募金活動や支援を進めていきたいという。清水哲也教育長は「先生と子どもたちが制作したポスターを通じて学校での募金活動や交流活動が継続して行われることで、一日も早く熊本に元気と笑顔が戻ることを願っています」と話している。
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