南多摩地域の基幹病院としてその役割を担っている日本医科大学多摩永山病院(吉田寛院長)。その同院で8月6日、小学5・6年生を対象にした「ブラックジャックセミナー」が開催され、32人の児童たちが医師の仕事を体験した。
同院では、3年前から「人の命」を救う医師の仕事に触れ、医療への関心を高めてもらうと同時に、将来医師を目指してもらうきっかけづくりにと同セミナーを開催。今回で4回目。
当日は、実際に手術で用いる超音波メスや内視鏡を使って鶏肉の切り分けや、ビーズを取り分ける体験の他、エコーや専用キットを使った縫合体験、シミュレーターを使った胆嚢の摘出手術に挑戦した。
参加した児童たちは「超音波メスの体験が楽しかった」「色々な縫い方があって楽しかった。将来医師になるのもいいかなと思った」と感想を話した。同院の牧野浩司外科部長は「今年も多くの子どもたちに参加してもらえた。地域に根差した病院を志す当院にとってこの取り組みは意義のあるもの。将来外科医を志す子どもたちが出てくれたら嬉しい」と振り返った。
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