神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
多摩版 公開:2016年11月3日 エリアトップへ

縄文食に「こんなの食べてたの」 埋蔵文化財センターで体験

文化

公開:2016年11月3日

  • LINE
  • hatena
石を使って木の実をすりつぶす参加者
石を使って木の実をすりつぶす参加者

 東京都埋蔵文化財センター内(落合)の「遺跡庭園 縄文の村」で10月22日・23日、縄文食体験が行われ、市内外から訪れた約50人が縄文時代の食事づくりを体験。その味を楽しんだ。

 年に一度、秋に実施しているこの「縄文食体験」。縄文時代の食事、その歴史を知ってもらおうと毎年企画され、好評を博している。

 当日は、これまでの調査からわかった当時の食材や環境について同センターのスタッフが説明を行う中、まずは近隣の公園で採取した3種類のドングリをローストして味比べが行われた。

 その後、レプリカの土器を使って、秋の味覚のキノコやヤツガシラ、猪肉などを具材に、昆布と塩のシンプルな味付けの縄文鍋づくりに挑戦。また鮭や長芋、鹿肉を黒曜石のナイフを使って切り分けたり、ドングリやクルミを石皿と磨石を使ってすりつぶすなどの作業を2グループに分かれて実施した。

 すりつぶしたドングリなどは、ヤマトイモやウズラの卵、蜂蜜を使って練り上げ、溶岩プレートで焼いてクッキーに。切り分けた鮭や長芋はホイルに包んで石蒸しに、鹿肉はステーキにと次々と料理が完成し、参加者たちは縄文時代の味を楽しんだ。

 参加者は「普通のクッキーより柔らかくてクルミの味がした。縄文時代はこんなのを食べていたんだと思うと感慨深い」「鍋も蒸し焼きもさっぱりしてヘルシー。猪の肉を使っているのにクセや臭みがなくて美味しかった」と感想を述べた。同センターは「出来は上々。縄文時代の食文化を知ってもらう良い機会になった」と振り返った。

土器を使って鍋づくり
土器を使って鍋づくり

多摩版のローカルニュース最新6

学生らが平和願う

学生らが平和願う

永山でワークショップ

5月3日

こどもテラスにぎわう

中央公園

こどもテラスにぎわう

先月オープン

5月2日

20周年記念し公演

東京多摩プロバスクラブ

20周年記念し公演

18日、関戸公民館

5月1日

相続・終活セミナー

相続・終活セミナー

唐木田駅前郵便局で

4月29日

小野路で音色楽しむ

小野路で音色楽しむ

4月 ピアノ・ソロ演奏会

4月25日

ヤングケアラーを支援

リバティ

ヤングケアラーを支援

都内在住中高生が対象

4月25日

あっとほーむデスク

  • 5月11日0:00更新

  • 4月27日0:00更新

  • 4月13日0:00更新

多摩版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月3日号

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook